積読消化。
人生でいちばん大切なカネの話をしよう
本書は、私が投資家として20年以上かけて考えてきた「お金の本質とは何か」の結論を一冊に凝縮したものです。特に、これからの日本を担う10代、20代に読んでもらいたい。なぜならお金について考えることは、自らの「働き方」や「生き方」を真剣に考えることと同義だから。若いうちにお金の見方が変われば、自分の人生や社会に対する見方も大きく、良い方向へと変わっていくでしょう。理想論を言っているのではありません。お金の本質を全く考えずに良い人生を歩んでいくのは、現実的に不可能なのです。カネの話は汚い、金儲け=悪だと思っている人は、世の中について何も知らないことを、自らさらけ出しているのかもしれませんよ。
とても読みやすく、1時間弱で読み終わる。
内容は、お金に対する向き合い方・お金の使い方等、自己啓発的な話が中心。
あと、社会全体とお金の流れみたいなマクロ視点も入ってるので、経済学の導入としても良いのかも。
ただ、心の持ち方の話が多いので、「日本にはすごく不真面目な会社が多いと思います」、「日本人はハゲタカ」といった文章が多め。「変化こそ安定」等、そうだよねと思える箇所も多いものの、物言いに引っかかる人も多いのでは。
全般的に、本を読むというより講演を聞いているような感じだった。
「日本人は会社も政府も信じていない。お金しか信じてない。」という主張から、投資家がお金よりも大切にしていることは、「人を信じるということ」といった流れになります。少年ジャンプみたい。
「あなたには、お金よりも信じられるものがありますか?」と繰り返し問うてきます。
私は、「体が資本」という言葉があるように、筋肉が答えだと思いました。筋トレを頑張ろうと思います。