【レビュー】「事例でわかる 新・小売革命」

積読消化。

3年前くらいに買った「新・小売革命」を読み返す。

概要と感想

天井を買い物袋が行き交うスーパー?
老夫婦の商店に、ビッグデータ活用したら?
いま、リアル店舗こそ新しい!

アリババ、テンセント、バイドゥ、シャオミなど
巨大IT企業たちが火花を散らす中国の小売業界。

eコマースで勝つために、彼らが打った次の一手
それはなんと、リアル店舗での販売だった!!

小売店経営者、ECサイト運営者、起業家など、
これからの小売ビジネスを模索する人は必読の書!

【新・小売(ニューリテール)とは…?】
アリババ創業者ジャック・マーとシャオミ創業者雷軍が提唱、オンライン(ネット)とオフライン(リアル店舗)のそれぞれの強みを生かし、シナジーを目指すO2O(Online to Offline)ビジネスモデル。


【高効率なニューリテールの実例の数々! 】
■シャオミ・ミーストア(家電ショップ)
→坪あたりの利益を同業他店の20倍にできたワケ!
■天猫小店(コンビニ)
→零細個人商店がビッグデータ活用で奇跡の復活!?
■フーマー・フレッシュ(生鮮スーパー)
→なぜ専用アプリでの支払い方法に限定したのか?
→注文後30分で家庭へ! 最新配達システムとは?
■メイソウ(雑貨ショップ)
→eコマースの時代でもリアル店舗好調の秘密!

アリババが提唱したと言われる「ニューリテール」について。色々事例を交えながらの解説本。

概要には「O2O(Online to Offline)ビジネスモデル」と記載ありましたが、OMO(Online merges with Offline)の方が正確でしょうか。

小売とは「人」と「物」をつなぐ「場所」。

「人、物、場所」の効率を引き上げることが、ニューリテールの核心であり、「車というテクノロジーを利用し大型スーパーという場所を構築したという点では、ウォルマートが「20世紀のニューリテール」らしい。なるほど。

オフラインの強みは「体験性」なので、店舗がもっと面白い場所になっていくと良いかもしれない。

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