親から勧められて。
A子ちゃんが早速職場で借りてきて絶賛するので、読んでみた。
あらすじと感想
号泣必至!
佐藤健、阿部寛出演!
10月1日映画公開予定の「骨太社会派ヒューマン・ミステリー」ついに文庫化です。
誰もが口を揃えて「人格者」だと言う、仙台市の福祉保険事務所課長・三雲忠勝が、身体を拘束された餓死死体で発見された。
怨恨が理由とは考えにくく、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。
しかし事件の数日前に、一人の模範囚が出所しており、男は過去に起きたある出来事の関係者を追っているらしい。そして第二の被害者が発見され――。
社会福祉と人々の正義が交差したときに、あなたの脳裏に浮かぶ人物は誰か。
『さよならドビュッシー』の中山七里さんの作品。
「生活保護」と「東日本大震災」の2つの重いテーマを基に進んでいくミステリー小説。
テーマがテーマなので、中々暗い内容だけど、ミステリー要素があって読みやすい。最後、だまされたー。
以前『さよならドビュッシー』を読んだ際は、思いが強く入ったセリフが多くてアツい作者さんなのかなと思ったけど、本作はもう少し落ち着いた印象を受けた。
映画化もされてるようで、見てみたい。
はまログ評価3.5