【レビュー】「モンテッソーリでわかるイヤイヤ期の子どものたすけ方」

絶賛イヤイヤ期の息子に振り回される日々。

息子の我儘を通してよいのか、叱ったほうがよいのではと思うこともしばしば。同じ目線で戦ってしまい疲弊することもあり。

これではいけないと思って、本を読んでみた。

完全に漫画なので、読みやすい。すぐに読み終わります。

まず、0~3歳は下記のような時期であると説きます。

単なる我儘なのではなく、自他を認識してきて成長のために必要なフェーズにいるということです。

  1. 理性よりも本能が強い時期
  2. 自分の力を確かめたい時期
  3. 相手の反応を試す時期
  4. 特定のことに敏感になる時期

まだ、脳内で理性を司る前頭前野が発達していないので、4歳くらいまでは「本能>理性」という状態のようです。

3歳~7歳にかけて前頭前野の神経細胞の数が急激に増えていくようで。

ちなみにマシュマロ実験という有名な実験がありますが、あれは4歳程度を対象にしているよう。

マシュマロを我慢できたかどうかが、将来の試験か何かのスコアとの相関が見られるとかで、やっぱり幼少期の教育は大事なのでしょう。でも、マシュマロを食べちゃう子供もそれはそれで可愛いなと思います。

また、効果抜群のイヤイヤ期への対処法は下記と続きます。

  1. 大人がどちらを選ばれてもいい選択肢を提案して、子供に選んでもらう
  2. その選択肢を選ぶとどんなわくわく(メリット)があるか言葉で説明してあげる

「自分でやりたい」という気持ちが強いので、そのように促してあげるのが大事ですね。

実際にこのように息子に声掛けをしてみたら、以前より動いてくれることが多くなりました。お利口!

なお、この時期の子供は「秩序の敏感期」にいるという言い方をしています。

これが何かというと、子供は「いつもと同じ(=秩序)」を手掛かりにしてこの世界のルールを学んでいるので、いつもと同じでないと不安になるようなのです。

昔見ていたアメリカドラマの「ビッグバンセオリー」のシャルドンも同じようなことを言っていました。

もちろん普通に日々生活している中で、いつも同じでばかりはいられないけど、そういう不安感をわかってあげるだけでも、声掛けとかが変わってくるのだと思う。

そのほか、子供が周りの人に迷惑をかけてしまったり、料理を食べてくれないとき、トイトレの話なども簡単に本の中で触れられています。

ほんとにすぐ読み終わりますが、具体的な話が記載されていてすぐに応用できるので良い本でした。

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