「何ラーメンが好きですか？」
至る所で交わされる平凡な質問ですが、ここで「塩ラーメン」という人の割合は非常に少ない（たぶん）。
多種多様なラーメンの中でも、中々１番手にはなりにくい塩ラーメンで勝負しているのが、「本丸亭」さん。
横浜駅北口から徒歩５分程度。いつ行っても行列ができています。
１年に１回くらいのペースで来ており、計５回目くらいの来店です。
※通り道に、「麺場 浜虎」さんがあるので、いつもそちらに引き寄せられてしまい、「本丸亭」までたどり着くことができません。
店内の券売機で食券を買ってから行列に並びます。
普段は、左上の「本丸塩ラーメン」（８５０円）を頼むのですが、毎回同じでは芸がない。
という訳で、「赤丸塩ラーメン」（９５０円）を頼みます。
１０分ほど並んで着席。
店内はカウンター席（１２席）のみなので、こじんまりしてます。
やってきました、赤丸塩ラーメン。
激辛辛味ダレが入っているのが、「本丸塩ラーメン」との違いです。
いかにも辛そうですが、口の中が痛くなるような辛さではなく、体の芯から温まるようなスロースターター系の辛さでした。
具材は、チャーシュー、ワンタン、メンマ、ネギ、春菊。
春菊が入っているのは珍しいです。まるで鍋みたい。スープに浸しておくと良いとの記載が店内にありました。
ワンタンは、厨房でその場で包んでいました。オペレーション効率的にはどうなんだろうと少し考えてしまいますが、品質を考えたこだわりポイントのようですね。
麺も、自家製というこだわり。その場でしっかり粉落とししていたのが印象的。
全体的に拘りの一品という感じで好印象。
ちなみに、「本丸塩ラーメン」はこちら。
お鍋のような、優しい味わいの中に強いコクのあるスープ。
麺というよりはご飯が食べたくなるのは私だけでしょうか。
麺とスープの美味しさというのは、麺にスープが良く絡むことで生まれるものですが、
「塩ラーメン」というのはそのアッサリしているという性質上、麺との相性よりもご飯との相性の方が良いのかもしれない。
とはいえ、油の強いラーメンが少しきつくなってきた昨今、こういった優しいラーメンは非常にありがたい存在です。
女性客・年配の方も多く、万人に好かれるラーメンとも言えるのかもしれない。
御馳走様でした。