ちょっと知ってる人が、気づいたら芥川賞候補作の作家になっていた。
気になるのでさっそく読んでみた!
あらすじと感想
前代未聞の筋トレ小説、誕生!
「別の生き物になりたい」。
筋トレに励む会社員・U野は、Gジムで自己流のトレーニングをしていたところ、
O島からボディ・ビル大会への出場を勧められ、
本格的な筋トレと食事管理を始める。しかし、大会で結果を残すためには
筋肉のみならず「女らしさ」も鍛えなければならなかった――。鍛錬の甲斐あって身体は仕上がっていくが、
職場では彼氏ができてダイエットをしていると思われ、
母からは「ムキムキにならないでよ」と心無い言葉をかけられる。
モヤモヤした思いを解消できないまま迎えた大会当日。
彼女が決勝の舞台で取った行動とは?
世の常識に疑問を投げかける圧巻のデビュー作。
とても読みやすく、2時間足らずでさらっと読める筋トレ小説。
最後のシーンがカッコよくて、爽やかな読後感でした。
ちなみに、「スミス」ってなんだと思ったら「スミスマシン」のこと!
筋トレをする意味とはなんなのだろうか。
関係ないけど、きんにくんのyoutubeが良かった。
あと、U野さんが、どうしても作者の顔のイメージで想像してしまった。
映画化もしやすそうなストーリーなので、期待!
はまログ評価3.4