どうも、浜男です。
浜男が2019年に書いた記事を振り返ってみたところ、8割以上が食べ物の記事でした。2020年はもう少し幅広く記事を書いていきたいということで、つい先日読んだ本を簡単にレビューします。
「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法」(北野唯我)
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中々すごいタイトルですが、今の世の中では9割以上のサラリーマンが1度は思ったことあるのではないでしょうか。浜男は先日、新卒で入った某H社を退社したのですが、その時の自分の考えに合致している部分もあり、全体的に納得感が高かったです。
よくぞ言語化してくれましたという、まさに時代に即した転職本という感じでした。アマゾンでの評価も4.6/5と非常に高い。
浜男的には、筆者が伝えたいことは下記2つが大きいかと思いました。
1.「いつでも転職できるというカードをもっておくことで自由になれる」
2.「そのためには、社内だけではなくマーケットを見ながら仕事をする」
この手の本としては珍しく、転職で悩んでいる男性目線で物語が進んでいきます。
小説形式になっていることで、とても読みやすく、教科書のように書かれるよりも受け入れやすくなっています。ストーリー形式で物事を語るということはとても有用ですね。
ただ、上記のようなことは正論ではあるのですが、現実にそれを実行できるかというと中々難しい。実際転職すると決めても、お世話になった人への恩があったり等色々な葛藤があります。そういった感情もストーリー内で書かれているので、より共感性が高く、リアルな現状に投影しやすいのかと思います。
また、レビューを見ていると、「やりたい事なんてなくてもよい」という下記の箇所に刺さっている人が多いような印象を持ちました。
人間には「何をするか」に重きを置くtodo型と、「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を重視するbeing型の人間がいる。99%の人間はbeing型である。だから、「心からやりたいこと」がなくても悲観する必要はまったくない
確かに、多くの情報が簡単に得られる時代で、これをやりたいというのが明確にあるのは、ある意味妄信という感じもしますし、本当にレアな気がします。
そんなbeing型の我々だからこそ、伸びてる市場で自由にできるだけ楽しく働きましょうという話ですね。
おそらく、どのような環境・職場でも、嫌な上司がいたり、苦手な顧客がいたり、予期せぬ人事があったりとストレスがあるものかと思います。
そんな中でも、多くの人がいつでも転職できると思えるようになれば、会社やポストに執着せず、余裕が生まれ、より良い雰囲気の職場が増え、そのようなストレスが減っていくのではないかと思いました。
そういう人が多く集まる新しい環境に行くのも良いのかもしれない。
丁度、年末年始に会った浜男の友人が2人も転職を考え始めており、何かできないかという思いもあってこの本を読んでみました。早速勧めてみましたが、何かヒントになったらよいなと思います。
転職を考えていない人も、自分の生き方・思考を整理してみるのには良い本かと思います。おすすめ。