どうも、浜男です。
横浜に住み始めて、早5年。先日、老舗のとんかつ屋「勝烈庵」に初めて行ってきました。
HPを見ると、何と昭和2年創業!長らく愛されてきたお店のようです。
今回行ったのは、馬車道総本店ですが、他にも横浜を中心に3店舗展開しています(相鉄ジョイナス店、鶴屋町店、鎌倉店)。
雰囲気の良い佇まい。
店内は、3階建てで、1階はカウンター席中心、2階はテーブル席と座敷席。宴会などでは3階の座敷席も利用できるとのことです。
今回は2階の座敷席で食事をしました。
まるで田舎の料理屋に来たような、落ち着く空間でした。
メニューはこちら。
勝烈定食(1600円)がおすすめのようです。
その他にも定食メニューが豊富!
しかし、「~の銘柄豚」なんて言われてもよく分からない。こういう素材の美味しさの伝え方って難しいですね。牧場・養豚場の写真とかがあるとよいのかな?けど逆に食欲がなくなるような気もする。。
そんなことをふと思いながら、結局は無難な、「大ロースかつ定食(2200円)」を頼みます。A子ちゃんの「勝烈定食(1600円)」とシェア。
ホントは、ヒレカツとロースかつのハーフ&ハーフ定食があると良いのですが。。老舗に、そういうのを求めるのは難しいのかもしれない。
オーダー後、10分弱でやってきました。
ごはんに、しじみ汁、お新香がついてます。なお、ごはんとキャベツはお代わり自由!
仮にもダイエット中な私は、お代わりを控えます。なので、「ごはんお代わり自由」と聞くと、逆に損をしたような気持ちになります。「ごはんお代わり自由、もしくは、コーヒー1杯あげるよ」みたいな書き方をしてくれると良いのに。実に不公平。
とりあえず、カツを一口食べます。
衣がさくっとしていて美味しいですが、普通のロースかつと比べて、大きな特徴を見つけられません。ソースも普通。
なお、HPを見ると、この割り箸には拘りがあるようで、宮内庁御用達の箸勝本店(熊野古道)のものとのこと。すごいどうでもいい!もっとカツにこだわれ!
ちなみに、ソースは、ロースかつとヒレカツでそれぞれ別のものをつけます。
ロースかつのソースは普通でしたが、ヒレカツ用のソースはデミグラスソース(?)のような甘さを感じた。カツに付けるものとしてはちょっと珍しい!
なお、秘伝のソースは下記のようなこだわりがあるようです。
ちなみに、これがヒレカツ。8等分に切ってあるので食べやすいですね。
ソースに特徴がありましたが、カツは普通。美味しいけど、普通。
全体的に美味しいのですが、価格に釣り合う美味しさは感じられませんでした。
「他店の1000円のカツと何が違うの?」と言われた時に、その差は店の雰囲気・老舗感としか答えられない。昭和2年の創業時は、このような料理の珍しさがあったのかもですが、今や普通です。
老舗と言われるお店に行くたびに、このような感想を持つこともしばしばあります。
このようなお店は、「口コミ」や「思い出の味」的な要素で集客につながっている節がありますが、「口コミ」は商品の質が高くないとリピートにつながりません。また、「思い出の味」的な要素で来店している人(主に高齢者)は、将来的にいなくなってしまいます。
完全に余計なお世話ですが、老舗としての過去にこだわりすぎずに、新たな取り組みをしていくことが重要なのだと思います。割り箸に拘っている場合じゃない!
手始めに、ヒレカツとロースかつのハーフ&ハーフ定食を出してほしいと思います。
ご馳走様でした。